人ごみで、白い杖を使って歩いている方を見かけたら、あなたならどうしますか?

そうです、まず「お手伝いしましょうか」と声をかけて、どのようにしたらよいのか、聞いてあげてください。もし、「大丈夫です」と言われたら、そっと見守ってください。

わが国では近年まで、身体・知的・精神障害等をもつ方に対して、多くの偏見や無理解がありました。ご両親がお子さんを、家の中に閉じ込めて育てていた家庭もあります。

一九八一年の「国際障害者年『完全参加と平等』」をはじめ、国際的な取り組みとあいまって、自立と共生の社会づくりへ、大きく前進しています。さらに推進するため、地域で安心して暮らせる社会の実現を目指したのが、障害者自立支援法でした。

心配された利用者負担は、公明党をあげて取り組み、大きく軽減することができました。自立を支えるための流れがやっとできたと思っています。

先日、ある青年とお会いしました。明るく爽やかなその青年は、九才で視力を失い、十八才で聴力を失いました。その時、何が衝撃だったか、他者とのコミュニケーションが取れなくなったことだといいます。たった一人、宇宙空間に放り出されたような虚無と孤独感―。絶望の中、お母様が指点字を考案され、触覚によって、再び外界との意思疎通ができるようになり、生きる勇気を取り戻し、今、大学教員を務めていらっしゃいます。

「バリアフリー」という言葉をよくお聞きになるでしょうが、それには、段差をなくすなど物理的なもの、テレビ放送に字幕をつけるなどの情報・文化的なもの、差別や心の偏見をなくすこと、法制度の整備といった多くの意味があります。

バリアを越えるために、一つ一つ丁寧に取り組み、課題を解決してまいりたいと思っています。彼が教えてくれた言葉を忘れることができません。

「ある社会がその構成員のいくらかの人々を閉め出すような場合、それは貧しくもろい社会なのである」(『国際障害者年行動計画』より)と。

公明党ホームページ「議員ブログ日記」



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