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公明党が強力にバックアップしてきたリンパ浮腫の患者に、一足早く春が訪れている。腕や脚がむくむリンパ浮腫の治療用装具となる医療用サポーター(弾性着衣)の購入費用が、今年4月から保険適用されることになったからだ。中央社会保険医療協議会(中医協)が13日に答申した2008年度の診療報酬改定案に盛り込まれた。
リンパ浮腫は、体内の老廃物を運ぶリンパ液の流れが滞り、皮下組織にたまって手足が腫れる症状。患者は全国で推定10万人以上。多くは、乳がんや子宮がん、前立腺がんなどの手術で転移を防ぐためにリンパ節を切除したことで発症し、重症化すると服や靴が入らなくなるほど腫れたり、炎症を起こしやすくなる。
特別な治療薬がないこの病気は、リンパ液の流れを促して老廃物を押し流すマッサージや、サポーターによる圧迫療法、圧迫したまま筋肉や関節を動かす運動療法などで治療するが、現在、いずれも保険対象外のため、医療機関を利用すると患者の自己負担は大きい。特にケアに欠かせない医療用サポーターは1枚1万〜3万円と高額な上、年間に2〜3回買い替える消耗品のため、全額自己負担を余儀なくされる患者から保険適用を求める声が上がっていた。
公明党はこれまで医療用サポーターへの保険適用を求めて、00年に浜四津敏子代表代行が患者団体とともに厚生省に要望書を提出し、その後も国会の委員会質疑で渡辺孝男参院議員、高木美智代衆院議員がそれぞれ保険適用を要請。
また、専門医と患者らでつくる「リンパ浮腫に対する弾性着衣の保険適応を実現する会『鬨の会』」(代表世話人=北村薫・九州中央病院副院長)が発足した05年には、公明党の渡辺裕江・福岡市議が街頭署名活動で共に協力を呼び掛けたほか、木庭健太郎参院幹事長も同年から3年連続で厚生労働省への「鬨の会」の要請に同席。特に昨年11月の要請では、舛添要一厚労相が、「(10月の参院予算委員会での浜四津代表代行の指摘を受けて)中医協に検討させている。努力して、うまくいけば来年(08年)4月から保険適用できるようにと思っている」と述べ、善処を約束していた。
なお、中医協の改定案では併せて、発症・重症化予防の観点から、医師や看護師が手術前後に適切な指導をした医療機関に診療報酬を支払う「管理料」も新設された。
『素晴らしい実行力に敬意』
「鬨の会」代表世話人、九州中央病院副院長 北村薫さん
このたびの保険適用にあたり、「鬨の会」発足からわずか3年でこの日を迎えることができたのは、ひとえに公明党の皆さま方の的確なご指導と素晴らしい実行力によるものと、心から敬意を表します。
私は乳腺外科医で、本来リンパ浮腫患者を生み出す側の人間ですが、「予防教育から患者さんと関われるのは私たち外科医だけ」との秘かな信念で2005年に「鬨の会」を発足、当初は筏のように舵取りもぎこちなく「実現にいったい何年かかるのやら」と思い悩む日々でした。が、日本乳癌学会の研究班を主宰する機会に恵まれ、よい追い風が吹くようになる中、福岡市議会の渡辺裕江議員への相談を機に、高木美智代衆議院議員から木庭健太郎参議院幹事長へと、実に迅速な連携で、着実に実現へと導いていただきました。1091名の会員を代表し、重ねて厚く御礼申し上げます。
今後は、「リンパ浮腫指導管理料」にふさわしい指導ができる医療者の育成も視野に、さらなる社会啓発を継続してまいります。
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