医師の働き方改革について

2018.3.2

○熊野正士君 ありがとうございます。

次に、医師の働き方改革について伺います。

現在、医師の働き方改革検討会というので議論が行われておりまして、先日も労働時間短縮のための緊急的な取組が示されました。その一つがタスクシフトであります。医療、医事の書類の作成であるとか、あるいは点滴、注射といった業務を医師から他業種の方に移していくということですけれども、このタスクシフトの具体的な内容について教えていただければと思います。

副大臣(高木美智代君) お答えいたします。

医師の働き方改革につきましては、医師の働き方改革に関する検討会を開催し、昨年八月から計七回の検討を行い、本年二月二十七日には中間的な論点整理、また医師の労働時間短縮に向けた緊急的な取組について取りまとめを行ったところです。この緊急的な取組では、医師の在院時間の客観的な把握や、熊野委員御指摘の医師から他職種へのタスクシフティング、業務の移管等の取組が盛り込まれております。

具体的には、各医療機関において、医師の業務負担軽減のため、医療安全に留意しつつ、他職種へのタスクシフティングを推進することとしており、静脈注射、また薬の説明や服薬の指導、また診断書等の代行入力などにつきまして、原則医師以外の職種により分担して実施し、医師の負担を軽減することとしております。特に、大学病院におきましては、今回実施された医療機関に対する調査結果におきまして、他の病院団体よりもタスクシフティングが進んでいなかった現状があります。そうした点を踏まえまして、取組を一層推進していただきたいと考えております。

厚労省といたしましては、こうした取組につきまして、まずは都道府県、そして病院団体等を通じた医療機関への周知にしっかりと取り組み、各医療機関において速やかに実行されることを強く期待をいたしております。

○熊野正士君 副大臣、丁寧に御説明いただきまして、大変にありがとうございます。

私も医師をしていた経験上、タスクシフトというのは本当に医師の労働時間短縮に有効だというふうに考えております。是非とも推進をしていただきたいと思います。ただ、タスクシフトを行うには経費も必要となってまいりますので、そういった財政的な支援もよろしくお願いをいたします。

今、検討会では様々な論点が話し合われておりまして、例えば現行の宿日直許可基準の見直しといったようなことも重要なポイントとして挙げられております。これは、現在の宿日直許可基準が必ずしも現場の実態反映しておらず、救急医療の維持が危ういんじゃないかと、そういった声も聞いております。

医師の働き方改革は、言うまでもなく医師の長時間労働を是正するということでありますけれども、そのために地域での医療提供体制が守られなかったり、あるいは患者さんが困るような事態は避けなければならないと思います。慎重な議論をしていただきまして、例えばこの勤務実態に即した宿日直の許可基準、これ見直すべきではないかなと思いますけれども、厚労大臣、いかがでございましょうか。

(以下、略)

ページ上部へ戻る